12月13日

師走だというのに嵐のように強い南風の吹いた日がありました。その2日後の話です。


うちの門柱脇には植木屋さんからも「調子が悪いね〜」と診断を受けた松の木があります。小さな松ですが、前に住んでいた家の庭から連れてきた松で、私が中学のころに父が植えたものだとしても、もう30年は経つでしょうか。
門柱の左から右へ、腕を伸ばすように仕立てた松は父の自慢でもあり、実は厄介な存在でした。
というのも、父は自分の背丈よりも高いところで枝を固定したわけですが、旦那さんや長男は父の身長よりもはるかに高く、門を通るたびに松の葉が頭部をグサッ。これがかなり痛かったそうです。
松の寿命がどれくらいかは知りませんが、父が管理できなくなってからは枝は伸び放題、剪定もサッパリ。手入れをしてもらえない松葉にはススのような黒いものが付き始め、近頃では天辺の重さに耐えられずグラグラ。おまけに、赤い×印の部分を支柱に締め付けていたせいか、栄養が行き渡らないのか、松葉が黄色くなって大量に落ち始めました。
枯れた葉は箒の先端に刺ささるようにくっついて、掃いて集めるのも一苦労。花壇や植木鉢に落ちた葉は手で拾っていました。
我が家だけの話なら良かったのですが、枯れた松葉の大群がお隣さんの門前にも積もるようになり「これはマズイ・・・」と父に相談。「そんなにひどいのか?」と驚いた様子でしたが、自分で管理できないから仕方ないと松の伐採(大袈裟ですが・・)に同意してくれました。


こんな感じで松が仕立ててありましたが・・。




旦那さんと二人でバッサリ切りました
(私だけでは思い切れなかったので〜〜)

伐採後の花壇


枯葉でのトラブルだけは避けられそうですが、シンボルツリーがなくなって殺風景になった一角。


松の影になっていた花壇やバラにとったら嬉しい空間ができましたが、石灯篭とドッシリ構える門柱が・・・やっぱり和風なんだよね〜〜〜。




小さな松でしたがリースに使えそうな松ぼっくりはたくさん生産してくれました! 父のいるリビングに飾ってあげようかな・・・